十二月蠅の味を知りました(WWOOF4軒目)

こんにちは。えのきです。私のオーストラリア生活の応援歌はサンボマスターの「輝きだして走ってく」です。真っすぐな感じがオーストラリアっぽくないですか?

前回カンガルーアイランドを去り、次のWWOOF先へ向かうところまで書きました。行きの船で酔いに酔い二度と乗らないと心に誓ったものですが、お気に入りのアネロンニスキャップを飲むことで無事に乗り切ることができました。

本当これがないと生きていけない体になってしまっています。眠気も来ますが効き目も抜群です。小さいころドリンク型の酔い止めを飲まされていたんですが、その味や匂いだけで酔う想像をしてしまって苦手になってしまったんですよね。ですので無味無臭のカプセルが至高です。

今回はアデレードからバスで二時間、周囲に何もない田舎も田舎の大荒野で、約2週間WWOOFをしてきました。渡豪当初のWWOOFを彷彿とさせるしんどさがそこにはありました。ハエは蚊や蛭よりマシなんですけど……。血吸わないし……。

私がハエを食べるまで

2日に1度のバスに乗って、到着。

ホストの方と連絡して、彼らが住んでいる地域の近くの町サドルワースで待ち合わせをすることに。そこへのバスは2日に1本しか出ていないため、乗り逃したら大惨事です。

出発の1時間以上前からバス乗り場で待機を決め込み、無事にサドルワース行きのバスに乗り込むことができました。

段々と景色が田舎(?)に移ろいで行きます。電波も同様に圏外へと移ろいで行きます。

そして待つこと2時間、、、

ホストのご家族の娘さんと無事合流することができました。

到着したのは人口300人のサドルワースの隣町町といっていいのかは甚だ疑問のこのよく分からない土地に降り立って、電波が無いことに気が付きます。尋ねてみると、WIFIも何もないとのこと。まじか。

ホストは現在、旦那さんと奥さんと大学生の娘さんの3人で暮らしていました。私有地はとっても広く、家の周り一帯の他にも色々な場所に土地を持っていました。

この広大な土地で羊の牧畜業を営んで生活をしているようでした。

これまでで一番規模の大きなお家ですね。

ちなみに電波は家から数百メートル離れた林の辺りに行けば届くことを知りました。ときどきスマートフォンを振りかざしながら外に飛びだす癖ができました。

この日は遅いから、ということで明日の朝から仕事を始めることに。この家、今娘さんしか住んでいないんですかね。旦那さんにも奥さんにも会わなかったのですが。

不安は残るものの、部屋では何もできません。明日からの日々に備えて早々に眠りにつきました。

仕事と生活

仕事

私の仕事は「敷地内のフェンスを新しいものに交換する」というものでした。

初めの2日間は私と娘さんの2人でひたすら敷地内の古いフェンスを回収して周り、旦那さんたちが2日後に帰宅してからは旦那さんとひたすら新しいフェンスを付け替えました。

昼間の気温は暑いときには45度まで上がり、加えて遮るもののない日差しが肌を焼きました。日焼け止め何度も塗りまくったのですが、めちゃめちゃ焼けました。

家で汲んでいった水はすぐにほかほかに温まり、具合の良い消毒を兼ねてくれました。

しかし何よりも辛かったのが、

ハエの多さ

でした。

オーストラリア全体にハエは多く、どんなに綺麗にしていても寄ってくるものは寄ってくるのですが、ここはこれまでのどの場所よりもハエが多く住んでいました。

私が外に出てきたのを見るや、構わず全身にまとわりつくハエ。

ブブブブビブブブブビュブブブブブ 耳の穴で突然高ビートで暴れるハエ。

ピッ 閉じた口の中に入らんと唇の突破を試みるハエ。

ハエハエハエハエハエハエハエハエハエハエハエ。

仕事のストレスの8割はハエだったと言っても過言ではないでしょう。

生活

仕事が終わるのは日によりますが大体15~17時ごろ。だからといって空いている時間にすることはないのでひたすら本を読んでいました。

少し困ったのが食事でした。
初めはどうもぞんざいに扱われているような気がしていたからです。

内容を見てください。

毎日基本的に同じです。足りなければ量が増えます。

初めは炭水化物に対する信仰心の強さに驚きを隠せませんでした。というよりも、ただの都合のいい労働力として見られているんだろうなと感じていました。

しかし途中でこれが彼らの普段の生活なのだと気が付きました。彼らも同じように朝味のないコーンを食べて昼は食パンをかじっていました。これが彼らにとっての当たり前なのなら素直に受け入れるしかありませんでした。

さて、それでは夜ご飯はどうしていたのでしょうか。仕事が終わってシャワーを浴びると、毎日私たちは車に乗り込んで隣町へと向かっていたのでした。

もうパーティーは嫌だ

私の住まわせてもらっていたホストは、地域で有力な人のようでした。毎日いろいろなパーティーに参加しては前に立って何やら話をしていました。時期が時期なので毎日参加していました。

ただ、このパーティーが辛かった。本当に辛かった。

これらのパーティーはどれも「地元ローカルのみんな知り合いコミュニティ」が集まるパーティ-で、会話に入っていける余地がありませんでした。コミュ力が足りないのは当然、英語力も足りないので話になりません。

その上、これは少しだけ偏見があるかもしれませんが、田舎の人々の一部には外国人があまり好きではないのかなと思わせる人がいる気がしました。
もちろん良い人も多いのですが、話しかけても露骨に粗野な対応をされることが多いような気がしました。

というわけで、パーティーの間中、建物を支える柱になり切って過ごしたことも多くありました。本当にしんどかった。仕事以上に。

もちろん良いところもありました。

朝昼よりも沢山食べることができたり

テニス関連のパーティーではテニスを教えてもらえたり

色々なバックグラウンドを持つ人たちと話すことができたり

良いところもあったのかもしれません。

いや!しんどい要素の方が圧倒的でした。もう充分です。

ハエおいちい

時には車で2,3時間かかる別の私有地へ行くこともありました。

そこは家のあるところよりもさらに何もない地域。道なき道を走り続けて民家の1件もない広大な荒野。

ここにも羊は沢山いました。太陽光発電で給水する貯水タンクとその辺の草さえあれば羊ってどこでも生きていけるんですね。知りませんでした。

ここで不要になったフェンスを回収します。

そして相変わらず両手が塞がっているところに群がるハエ。

耳!鼻!口!!!!あああああああ!!!!!

ブチッ!

ストレスのあまり口に近づいてきたハエを唇で挟んで潰すようになってしまいました。普段であれば嫌な感触もむしろ気持ちよく感じます。

ブチッ!プチッ!!

気持ちいい!!!!!!!

耳をパタパタ開閉出来たらもっとハエを潰すことができたのにと人間の進化を惜しみました。

フェンスは無事回収して帰宅できました。

まとめ

正直かなり辛い2週間でした。仕事がというよりも環境と食事が私にとっては少ししんどかったです。あとあまりホストの人達と話ができませんでしたし。

やっぱりある程度は「ただの労働力」として見られてたんでしょうね。オーストラリアに沢山ホストはありますからそういうところもあるでしょう。

私がここを訪れた時は、1年で最も暑い時期が重なってしまっていたようでした。あまりの暑さに仕事ができない、と数日間はアデレードの街の方にある家に滞在して避暑をしていたほどでした。その間にささやかに観光をすることもできました。

大変だった2週間弱を終えて、次の目的地はパースです。ついにオーストラリアの最西の街へ向かいます。世界で一番美しく、世界で一番孤立した街。ホストが見つかりさえすれば放浪せずに済むところですが……。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

それではまた。

シェアして下さると喜びます

4 件のコメント

  • 私もアデレードからバスで2時間程の田舎でwwoofした事があるので当時を思い出してしまいました。パーティー辛いのわかります、ましてや外国語で内輪ネタを繰り広げられたら入る余地無いですからね。悪徳とまでは言いませんが、ホストによって当たりハズレもあるかもしれませんね。どうしても前のホストと比べちゃいます。
    私は費用の関係でパース行きを断念しましたが、上手く行きますよう祈っております。

    • そうなんですか!もしかしたら近いところかもしれませんね!
      パーティー辛いですよね……全員初対面のならともかく内輪ネタは本当勘弁してくれって思います……。
      正直なところ前回のホストが良すぎたのでなんともですね(笑)
      ありがとうございます!!!パースも良いところです。

  • ハエ・・・。怖すぎます。
    ケアンズも郊外に行くとハエが多かったです。なんで?熱いから?
    本当に意味不明。
    お昼だよーって出されたサンドイッチにハエがたかっていました。
    無理すぎて、何も食べずに帰宅した記憶があります。

    イギリスではあんなにハエいないのに。寒いから?
    それにしてもアデレード、暑くなりすぎ。無理だなー。

    まして、その中での労働だなんて。
    奴隷じゃないんだから、ちゃんと気を遣ってほしいですね。
    普通なら、こんな若い子をお預かりしてるという感覚がほしいもんです!
    このご家庭にもお嬢さんがいるのに、価値観の違いですねー。

    • どうしてああハエが多いんでしょうね!
      オーストラリアの一番嫌なところです(笑)
      たかっているハエを見ると絶対食欲無くなりますね!!
      仕事も、ここは大変でしたね。
      ホストによってWWOOFerに対する価値観は違うので、偏に文句は言えませんが、そういうところもあるんだなあと感じました。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です