It’s a small world

絶妙に人恋しいえのきです。きっと冬の盛りのせいでしょう。
とはいえ本当に辛いときは孤独を安心の時間として捉えるので、今は随分良い暮らしをしています。

渡豪してもう3ヶ月が経過しました。
初めのころは物珍しく感じていた空の低さも芝の広さも人の多様さもいつの間にか日常になっていることに気が付きます。これが生活をするということなのでしょう。

さて、ついに1ヵ月以上住んでいたバックパッカーズホステルから抜け出して郊外のシェアハウスに引っ越しました。

これまで住みよいとは言い難い暮らしを送ってきた自分への3度目の正直となるでしょうか。それともパリピの波に飲まれて息絶えてしまうのでしょうか。

さあ、荷物をまとめて引っ越しを始めましょう。

血だまりのえのき

これまで住んでいたバックパッカーズホステルは、シティの中心にありました。

近くにバーやクラブが入り乱れ、というよりも、もやはバックパッカーズホステルがクラブであり(併設されていました)パーティーの中で生活をしているといっても過言でない状態でした。

なんだかんだ慣れちゃったけどね

どこでも徒歩で行けることはメリットでした。

ですが、トイレから睡眠に至るまで1ヵ月以上全ての生活で隣に人が居る状態というのはなかなか経験できるものではありませんでした。外に出ても街ですしね。

引っ越したらさすがにそんなことはないでしょう。きっと。

狂人の行軍2

背中にバックパック、前方にUberEATSバッグ、右手に買い物袋を携え街に繰り出します。これぞcool Japanです。

道行く人が化け物を見る目でこちらを眺めていました。

なんとか駅に流れ込み、電車に揺られて15分…

シドニー空港のすぐ隣、Mascotにあるマンションのシェアハウスに辿り着きました。

隣、というかもはや空港が街です。

歩いてすぐの場所に空港が見えました。

これほど近くに空港がある生活は実家くらいでしかありませんね。

基本は閑静な住宅地でとても良い雰囲気です。ちょっと日本に居た頃の大学近辺に雰囲気が似ているのが安心感ですね。

気を取り直して新居へ向かいます。

実はここ、シドニーに来てインスペクション(下見)した物件の中で最後まで迷っていた内の1つでした。ですので初めからオーナーを知っており、久しぶりの挨拶をして部屋に入ります。

とても綺麗な部屋です。オーナー含めて9人で生活をしており、男女比は半々でした。

部屋は4人部屋でバッパー時より6人も少なく広々しています。

一通りの住人とも顔を合わせて、シェアハウスのルール、共用のものの使い方、日本人はもうすぐ皆居なくなってしまうことなどなど教わりました。

(こちらにワーホリに来ている日本人全体的に言えることですが)パリピっぽい感じはするものの、皆皆良い人そうで安心しました。夜な夜な話して多少なり仲良くなれました。

皆の生活リズムがバラバラであまり過度に干渉しあわない感じが良いですね。

とりあえず今のところは新居、良さげです。

と、感じていた夜のことです。

せっかくキッチンも広いことだし何か自炊をしよう、と近隣のWoolworthsというスーパーで買い物をして晩御飯を作っていました。

この日作る予定だった料理は「照り焼きチキン」です。

寿司屋のまかないで日々食べてるくせに日本食が恋しくなった結果です。大量に作ろうとチキンを1kg、照り焼きチキンのタレを1瓶まるまる使って焼くだけの簡単なやつを手にし帰宅しました。

ビールとか代表的なのですが、こちらのものって多くが瓶に詰められた状態で売られているんですよね。照り焼きチキンのタレも例に漏れず栓抜きが必要な瓶に入っていました。

しかしここで気が付きます。

このシェアハウスには栓抜きがありませんでした。

このままでは照り焼きチキンが作れません。塩焼きチキンでは日本食とは言えないでしょう。

しかしこんな状況は百戦錬磨の私、日本で海外ドラマの影響で瓶ビールばかり飲んでいたころの知恵を駆使すればなんということはありません。

色々と方法はあるのですが、個人的に最も簡単だったのは

ハサミを蓋に斜めに差し込んだ状態で瓶ごとハサミを叩きつけて衝撃で蓋を飛ばす

というものです。

ハサミは簡単に見つかりました。

慣れた手つきでハサミを斜めにひっかけて…

机に叩きつけます!

グチャ

あれ?

下を見ると、空いた照り焼きチキンのタレと、これまたぱっくり空いた自分の人差し指がありました。

ぴゅーってね

これはまずい。

とっさに左手で人差し指を握りしめます。

何かの本で圧迫が止血に最も有効と書いてあったのを思い出したのです。

しかし血は左手の隙間から流れ続けます。

ポタポタ止まらない血をぼーと眺めながらシンクを真紅に染めてゆきます。

この時はなぜか重度の血液恐怖症の自分も冷静でした。頭がピンチだって判断したんですかね。

ですが何が悪いって、初めにうろうろしてしまったことで、チキンはおろかキッチンや床を血で汚してしまっているところです。

住み始めた初っ端から部屋を汚すやつだという印象を住人に与えたくはありません。

痛みはないものの焦ります。どうしよう。

しかしその時偶然家にいたインドネシア人の同居人がふらりとリビングにやってきて新入りの凶行を目撃します。

彼の助けを借りながら、なんとか血が止まるまで20分ほど一緒におろおろしてその場を乗り切りました。

日本から持参したバンドエイドを全部使いきってしまったのが悲しいです。

何にしろ部屋のマーキングも無事に済みました。今後に期待ですね。

見つけられた巨人

バッパー時代に自転車を壊され早1週間、Uberとして働けないことに焦りが募ってたまらない日々を送っていました。

週3でしか寿司屋で働いていない自分はUberとして働いて初めて収支が+に傾くのです。このままでは生きていくことはできるにせよ一生貯蓄が得られません。

ほんと一生許さんからな

壊された日からGumtreeというオーストラリアで誰もが使う総合掲示板で中古の自転車を探していました。

そして先週の土曜日、ついに条件に合う良い自転車を見つけて取りに行きました。

電車に揺られ、カタカタ1時間15分…

シドニーの外れの住宅街に住むオージーのおじさんと待ち合わせ、実際に自転車を試乗させてもらい、問題ないと判断した私はその場でお金を支払って買い取りました。

GIANTのクロスバイクです。中古とはいうものの、タイヤもブレーキもほぼ完ぺきでほとんど新品のような素晴らしいコンディションでした。

これで1万五千円程度であればかなり割りに合うと思います。

オーストラリアは公共交通機関に自転車の持ち込みが可能なので、帰りもゴトゴト揺られながらMascotまで帰りました。

翌日UberEATSを試してみたのですが、以前と比べて驚くほど楽に稼ぐことができました。

なにせ自転車がスイスイ進む。一漕ぎの苦労が段違いです。

坂の多いシドニーで1日かけるとこれだけ残る体力に差が出るのかと驚きました。

音楽を聴けるようになったのも個人的に相当大きいです。

今は「さくら通信」というおっさんのポッドキャストを延々と流しています。

これのおかげ

くだらないですがとても面白いです。
ポッドキャストのおすすめがあれば教えてください。

さくら通信 | 6流作家・さくら剛の泣き言ネットラジオ(号泣)

これでようやく生活の準備が整いました。

しばらくはこれで貯金を試みたいと思います。

やっと!ついに!頑張れます!

世界の狭さを実感します

近くの公園を探す癖

無事に引っ越しが終わりました。

流血沙汰など少しトラブルはあったものの、およそ良い感じに事が運び引っ越し前に描いていた理想に近い形に納まっているのではないかと思います。

自転車を探すついでに語学交換の相手ができないかなとGumtreeで募集をかけてみると、良くも悪くも多くの人が興味を示してくれたのでここ最近は出会い厨のまねごともしています。
動きがあれば報告をしたいところです。

シドニーに住んでいると常々感じていたのですが、空港まで1駅の新居に越してときどき、

電車1本乗って9時間うたた寝したら日本に着くのかー、

と思うことがあります。

別にいますぐ帰りたいというわけではないのですが、これから日本に帰る人たちの話を聞いたり飛び立っていく飛行機を窓から眺めていたりすると、ふとその近さを実感するのです。

今や帰ろうと思えば明日にでも帰ることが出来る。
お金さえ許せばそれこそ軽くひと眠りで気軽に。

そう思うと、これ以上なく世界の狭さを実感します。

安心感はありますが、遠くに来ているという実感は乏しいところです。

もしかしたらここが最も日本に近い場所なのかもしれませんね。

それではまた。

めっちゃ光るUberバッグ
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